「サーバー構築に伴う設備投資や保守・運用管理の負荷などを避けるため基本的にASPサービスを選択していました。そのため、セキュリティが厳重な環境で運用されていることや機器の障害対応がしっかりしていることなどを条件として掲げていました。」(システム部門担当Cさん)
実際に構築に取り掛かれたのは2008年半ばからとなりました。検討から実施までに時間が掛かった要因はいくつかあります。
ひとつが「開発コスト面」です。作り込みによる一からの開発では費用負担が大きくなるので、パッケージ製品での導入を検討していましたが、I社の業態に合わせたカスタマイズを行うと、かなりの費用が掛かってしまう。パッケージの仕様がI社の業態にある程度近く、多少のカスタマイズが発生しても法外な費用が発生しない、そんなWebEDIシステム製品を探すのに手間取っていました。
また、購買部としてはできるだけ多くの機能を取り入れ業務改善に活用したいとの要望もありましたので、導入当初に取り入れられないものはシステム拡張時に追加するという、2段階での導入も視野に入れていました。
「カスタマイズに費用を掛けるよりも、より多くの機能を利用したいので極力パッケージ仕様のまま使うようにしていきたかった。」と購買部のT主任はサービス選定時を振り返りお話します。
また、WebEDI化の対象となる購買業務の範囲については早い時点で明確化されていましたが、システム製品のパンフレットなどの仕様の資料やベンダー営業サイドのプレゼンテーションだけでは、説明を受ける側としてなかなかそれだけではシステムの機能を把握しきれないということがありました。なるべくパッケージ製品の本来仕様のまま利用していくとなると、この点でも慎重にならざるを得ないところでした。
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