このような業務背景のなか、K社では基幹システムの入れ替えに合わせて発注業務のWebEDI化も検討していくことにしました。但し、WebEDIシステムの構築は並行して行わずに、上流部分である基幹システム側を完成させて、新システムの運用を各担当者が理解してから実行する方向で進めました。その方が、導入プロジェクトを進める段階で現場の担当者の意見を汲み取りやすいと考えたからです。
そこで、担当者の意見を聞く手段として利用したのが、ASPトライアルサービスでした。
「トライアルを行った主な目的は、次の2点です。1つ目はWebEDIシステムを採用する際にして使い勝手や運用の手順を詳しく確認すること。2つ目は業務の効率改善がどの程度見込めるかを確認することでした。」(購買部門担当者Nさん)
実際に担当者が利用してみることにより、ASP事業者によるプレゼンテーションだけではわからない部分も詳しく確認しておこうとのことです。また、K社ではトライアルに参加協力していただくサプライヤー3社は下記のようにしてみました。
(1)1社は既に別の得意先とWebEDI取引を行っている会社を指定
(2) もう1社は、WebEDI取引は全く行っていないところで、むしろシステム関係はあまり得意そうでもない会社を指定
(3) 3社目は、架空の会社名を登録して自分たちを架空のサプライヤーとして設定
別の得意先と既にWebEDI取引を行っているお取引先には他のWebEDIシステムとも比較してもらった結果からいろいろと意見を出してもらい、カスタマイズに役立てようと考えました。
WebEDI取引は全く行っていないお取引先では、ご担当者の対応力を確認し、発注方法の切り替えに際して考えられる問題点の抽出に役立てようと考えました。
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