「うちの購買部では、発注金額に応じて上長の検印を貰わないと注文書を発行郵送できないんですよ。なぜかというと、いろいろ生産工程上の問題があって、基幹システムから出てきた注文は一度担当者がチェックしないとそのままではお取引先に渡せないんです。今は紙で行っているから各購買担当者が振り分けて伝票を回していますが、WebEDIシステムを導入すると取引先にすぐにデータが行ってしまうからこの点どうなるかけっこう心配でしたね。」
購買課のU係長は続けます。
「基幹システム側で対応してもらおうと情報システムの方にも相談はしてはみたのですけど、改変にけっこうな工事が発生してしまうようで、なかなか思うような対応はできないようでした。」
「ISOなんかが入ってから、検印や記録なんかの管理もより厳しくなってきているから仕方がないとは思うけど、業務的には煩雑なんですけどね。」
とU係長は残念そうにお話します。
「なにかそのあたりの金額関係の振り分けにも対応しているワークフロー機能がある発注システムはないだろうかと必死で探しましたよ。」
と、ここでU係長の表情が少し明るくなりました。
T社の購買部では、WebEDIシステムの導入に際して、発注処理に電子承認機能を付け加えることにしました。ASPサービスのオプションにあったものです。
発注電子承認機能は購買担当者や責任者に対して、あらかじめ各々に決められいる決裁金額に応じて承認決裁行為が行える発注処理のワークフローシステムです。
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